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盲導犬

盲導犬の教育の方法・育て方


盲導犬の役割と育成方法は?


目の不自由な人が白い杖で四方を探りながら危なげなく歩いている姿を見ると、何かお手伝いしなきゃなんて気持ちになりますが、時々、目の不自由な人をリードしている盲導犬を見かけることがあります。

盲導犬盲導犬とは、視覚障がい者が安全に快適に歩けるよう誘導する犬のことです。盲導犬を見ていると「犬ってあんなに賢いんだ」なんて感心しますが、盲導犬っていったいどのように教育しているのかご存知でしょうか。

ここでは盲導犬がどのように教育され育てられているかを説明します。







盲導犬に適した犬種は?盲導犬は選ばれたエリート犬だけがなれる


実はあの賢い盲導犬はどんな犬でもなれるわけではありません。 盲導犬は訓練センターで繁殖されるか、若しくは繁殖ボランティアの家で生まれた犬だけが盲導犬になれます。ちなみに、盲導犬のはラブラドール・レトリーバーという種類が大半ですが、ゴールデン・レトリーバーやラブとゴールデンの交雑種なども盲導犬になります。

盲導犬になれるかなれないかは90%以上が遺伝です。なので父犬、母犬(繁殖犬)が過去に産んだ仔犬のうち、何頭が盲導犬になったかということが重要になってきます。

ちなみに盲導犬の場合は、仔犬から盲導犬になる確率は高くても40%くらいと言われています。それ以外の6~7割の犬は盲導犬に向かないのです。盲導犬に向かなかった仔犬は一般のご家庭でペットとして飼われる道を選びます。

繁殖ボランティアの家で生後40日まで飼育された後、パピーウォーカーに預けられます。ちなみにパピーウォーカーというのは、盲導犬としての訓練に入る前の生後2ヶ月の子犬を10ヶ月間自宅で飼育するボランティアの里親のことです。

ここで盲導犬になる仔犬はパピーウォーカーと一緒に生活することによって、人間との信頼関係や人間社会のルールを学ぶことになります。パピーウォーカーの家で1歳になるまで育てられた後は、盲導犬になる為の専門の訓練センターに入り本格的な訓練を受けることになります。


盲導犬になれない犬はどうやって見分けるの?


訓練はまず人の指示に従うための「基本訓練」から始まります。次に誘導訓練を行ないます。これは盲導犬が視覚障がい者を安全に誘導するための誘導動作をマスターするための訓練です。

「盲導犬になれない」と判断するのは、この誘導訓練の期間中になります。これらの一通りの訓練科目と訓練コースを修了した犬たちは、目隠しをした訓練士や指導員と実際に歩きます。最終的にはアイマスク・テストによって適性を認められた訓練犬のみが、視覚障がい者との共同訓練に入ることが許されるのです。

盲導犬の訓練はすべて英語で行われる


共同訓練は歩行指導とも呼ばれるもので訓練センターに宿泊して行なわれます。この訓練は視覚障がい者と盲導犬がいっしょに生活するために必要な知識を身につけ、人と犬とが信頼関係を築く大切な訓練です。最後の試験「歩行試験」に合格すれば、訓練センターでの訓練は終了になります。

訓練センターで「出発式」を行なったあとユーザーは犬を連れて自宅に帰りますが、ユーザーの自宅は犬にとって初めての場所、指導員が同行し数日間は現地で訓練と指導を行ないます。


なお、テレビでも見たことがあると思いますが、犬に対する訓練はすべて英語で行われます。英語で訓練が行われる理由は、日本語は色々な言い回しがあるためで、単語の言い方を単一の英語に統一しているのです。




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