政権に対する不信任から国民に審判を問う為に解散総選挙が行わることがよくあります。 あの解散総選挙。何故か毎回のように 「衆議院を解散する」 という言葉ののち、議員全員が万歳三唱をします。ちなみに解散があるのは衆議院のみで参議院にはありません。 解散する、ということはその時点でいわゆる「くびきり」されたということで、万歳三唱をとなえるような喜ばしい自体ではないではないかと思うのですが、なぜこのようなことをするのでしょうか。 |
一番言われるのが「そういう慣例だから」という理由ですが、他にもいくつか諸説があります。
万歳三唱をすることは「士気を鼓舞するため」、「無難な掛け声だから」など。このあたりまでは理解できるのですが、中には「やけっぱちの絶叫」なんて説まであるそうです。 しかし、そのいくつかの説のなかでも信憑性が高いのが「天皇陛下への敬意を示すための万歳三唱」という説です。歴史的には大日本帝国憲法7条で解散を命じた天皇への「天皇陛下万歳」というものがありました。 もちろん今の日本国憲法では天皇が直接政治へ介入することは出来ないのですが、意味合いは変わっても当時のその名残が残っていると考えるのは自然な事かも知れません。 今でも衆議院解散は天皇が行う国事行為になっていますし、天皇からのお言葉での解散だから「万歳」というのは過去の歴史上では批判材料になるのかも知れませんが名残として考えれば納得のいく理由ですね。 この件に限らず議員の行動は古くからの決まりに基づいている部分があるので、今の時代では民間人からするとおかしな行動に見えることも多いのかも知れません。 まだまだ国会には面白い発見があるかもしれませんね。 |