なぜ人の血液は赤いのでしょうか? 人の血は赤色、または赤黒色ですが、実は青色の血の生き物もいるのです。 今日は人間の血の色は何故、赤いのかというちょっとした雑学を紹介します。。 |
人の体重の30%は血液といわれますが、血の色が「赤い」のを科学的に説明しますと、先ず、鉄の錆は概ね赤いですよね。 御存知、血の成分を赤血球といい、蛋白質のヘモグロビンは、その成分分子に鉄が含まれているんです。 呼吸で取り入れた酸素は、ヘモグロビンに吸収されて全身に回る訳ですが、これはヘモグロビンの鉄が酸化鉄(鉄錆)になっている状態なんです。 つまり、分子状態で錆びた鉄は、綺麗な赤い色になるんですね。 今度は、血液が体全体を巡ります。 栄養素が細胞によって取り込まれた時に、同時に鉄分の酸素も奪われるのです。 この状態を還元といってますが、すると再びヘモグロビンの鉄は本来の鉄、鉄色の戻り黒色(黒赤色)に戻るのです。 つまり静脈の血液の色になるわけですね。 ところで、昆虫や海にいる8本足のタコ達は、血の成分は鉄の代わりに銅であるために、青い血を持っているといわれます。 |