みんな大好きなミカンの缶詰のお話です。 あのちょっとジャンクなシロップの甘みがクセになる、と言う方は多いでしょう。 体によくないと言われながらあのシロップをついつい飲み干してしまう方って多いのではないでしょうか? ついついシロップについて語ってしまいましたが、今回の主役はミカン缶詰のミカンの裏話です。 |
ミカンの房と言えば薄皮に包まれている物ですが、缶詰ミカンは皮がキレイに剥かれていますよね。 あれってどうやって剥いているのでしょう? 「もしかしたら工場のオバチャンが一つ一つ手作業で…」 なんてそんなわけはありません。 実は化学の力でツルツルにしているのです。 具体的にその方法についてご説明しますと、弱酸性の薬剤で薄皮を溶かした後に弱アルカリ性の薬剤で中和して、最後は水洗いという工程を踏んでいるのです。 いろんな化学薬品を使いつつ皮を綺麗に剥いて、人間の口に入る前には国に定められた基準に沿って安全に加工処理されているのですね。 ちなみにこれは温州ミカンの話。 たまに見かける伊予かんや甘夏の缶詰がありますが、そちらは何と工場のオバチャン…かどうかはさて置き、人の手で一つ一つ剥いています。 |