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阿弥陀如来

南無阿弥陀仏ってどういう意味?




宗教やお経に詳しく無い人でも南無阿弥陀仏(ナムアミダブツ)って言葉を聞いた事があると思います。


よくコントなんかでも、お化けが近づいて来たら「南無阿弥陀仏~」と唱えるアレですね。そもそも南無阿弥陀仏ってどういう意味なのかご存知でしょうか?


実は阿弥陀仏(如来様)が「自分の名前を唱える者はどんな者であっても、即座にその者のところへ行って、極楽浄土に導く」 と言ったことが始まりです。







お墓・仏壇で「南無阿弥陀仏」と唱えるのは、先祖の成仏(極楽浄土に行けますように)との意味からで、浄土宗、浄土真宗の法要の際に読まれているお経の一つです。


「南無阿弥陀仏」と唱えますが、法然がこの教えを広めようとした時代、生き物を殺す職業(猟師、漁師、魚屋)、殺人を生業とする武士、子どもを産む女性は穢れていて、決して成仏できないとされており、そういう人達に爆発的に広まる一代ブームだったとされています。


教義で妻帯を許されている唯一の宗派で、今では、他の宗派も真似をして妻帯をしてOKになっています。



これは一般的な説明の羅列ですが、もう少し噛み砕くと南無阿弥陀仏というのは、平安期が始まりとされています。


当時の庶民の生活はたいへん苦しく地獄だった言われ、もうこの世でロクな事無いから死んだ方がマシと思ってた人が無数に居たそうです。


そんな時代のニーズに答える為にお坊さんが庶民でも出来る宗教をと言う事で、「とにかく難しい宗教の事なんて解らなくても南無阿弥陀仏だけ唱えといてあの世でいい事あるよ」というお手軽な流行歌的な感じで広めたものなのです。



現世は諦めてるし、何教えて貰っても無駄なので、せめて死んだら極楽で楽したい!という当時の庶民達の願いを、お坊さんが上手くくみ取った感じから生まれたのですね。


お坊さんも宗教を教える事は放棄してました、とにかく「南無阿弥陀仏」と唱えなさい、そうすればあの世で楽できるぞ!みたいなノリだったのです。


武家政権も出来ておらず土地で安全に暮らせる保障も無い平安期、貴族は地方政治に興味無く、律令復権も適わず、社会秩序ズタボロの世界です。


丁度平安貴族が歌や物語に興じてた、教科書だと優美な時代っぽく描かれているものの、地方は土地争い、食糧の奪い合い、武士が怒り狂い始めた頃の、ささやかな希望が、極楽への道を開く南無阿弥陀仏だったのです。



    



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