人間の脳は生き物の中では一番レベルが高く高度な能力を持っているといわれています。 事実、現代の最先端の技術をもってしても、人間の脳と同じものを作るのは不可能だといわれています。 そんな素晴らしい高度だと言われている人間の脳ですが、実はいとも簡単に騙されてしまう弱い面がある事が分かっています。 |
自分の表情筋によって脳が騙されてしまいます。 脳はわざと愛想笑いしたり眉間にシワを寄せたりする事で脳の状態を左右されるのです。 つまり、何も機嫌が悪い訳でもなく眉間にシワを寄せている人がいると、この人は全く機嫌が悪い訳でもないのに脳がその眉間のしわを読み取って「何か悪い事が起きるのでは・・・」と、勝手に悪い思考へと導いてしまうのです。 |
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逆に愛想笑いでも笑顔をうかべていると、脳は「何かいい事があるかも」と勘違いし、嫌な事をしていても、思想をいい方向へ導いていくことが出来るのです。 このように、脳はいくら高度といわれていても、表情筋一つでコロッと騙されてしまうと言われています。 脳はこの表情筋だけではなく、呼吸や筋肉の動きなどからも自律神経を介して快・不快を読み取っており、逆に考えると高度が故の変化なのかなと読み取ることも出来ます。 |
これら脳の勘違いを逆手に取り、様々な医療などへの応用がすすんでいます。 特に免疫アップには笑いが有効という事が分かっているので、面白くなくても無理やりに皆で笑い合う事により、脳を機嫌よくし免疫力をアップさせるという方法などが用いられています。 又、うつ病などの各種精神疾患などにも、この笑顔の力を生かそうと力を入れている医療機関もあります。 笑顔の力はお客さんが喜ぶだけではなく、自分自身もいい方向へと導いてくれるので、やらない手はありませんね。 |