野球は9人ずつに分かれて点数を取合うスポーツです。日本では大相撲と同様に、国民的スポーツと言っても過言ではありません。 その野球で使用されるグローブですが、グローブと一言で言っても実は数種類存在しているのをご存知でしょうか。 野球では9つのポジションがあり、そのポジションごとにグローブの形がボールを取りやすいように考えられています。 |
まず有名なのがキャッチャーミット。これはピッチャーから見て的になるように丸い形をしています。試合中もっとも早く重いボールを補給するため、かなり厚く作られているのが特徴です。 次にファーストミット。ファーストミットは面積が大きくなっているのですが、その理由はファーストというポジションは内野手が打球を取って送球する時不安定な状態から投げることが多く、高く浮いたりショートバウンドになりやすいから多少ボールが逸れても大丈夫なようにしているのです。 ファーストミットはポケットというグローブの中心を外しても取れる構造ですが、だからと言っても基本であるポケットでとるようにしないと落球の可能性は上がりますのでご注意を。 |
ピッチャー用のグローブも形が他のポジションのものとは違っています。 ピッチャーは相手のバッターに変化球の握りを見られてはいけません。次に何を投げるかがばれてしまうと簡単に打たれてしまうからです。そのために親指と人差し指の間がすべておおわれている構造になっています。 投球動作に影響が出ないように軽い作りになっているのも大きな特徴です。プロ野球選手の中には投球のバランスを取るためにわざと重いものを使う人もいるようです 次は内野用のグローブです。 内野手は基本的にボールをとってすぐに送球しなければならないポジションですので、外野手に比べるとボールがすぐ取り出せるよう少し小さめに作られています。中でもセカンド(二塁手)はダブルプレーやファーストへのトスなど細かい動きが多いので内野手用の中でも一番小さくなっています。 外野用のグローブ。 外野手の後ろには誰も守る人がいないため、絶対に打球を後逸することが許されないポジションです。打球が後ろにそれると大量失点につながってしまうので面積の広いものが使われます。 最後はオールラウンダー用。 これは中間の大きさのグローブで、基本的にどこの守備でも使えるようになっています。一般向けのグローブで多いのがこのタイプのグローブです。 オールラウンダーといっても、あくまでも可もなく不可もなく使えるというだけで そのポジション専用のグローブをつけたほうがより良いのは言うまでもありません。 このように野球で使うグローブには様々な種類があるのです。それぞれのポジションに合ったグローブを選ぶことは上達への近道と言えます。 |
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