スイスってどんな国かをご存じでしょうか。 今日はガイドブックにもあまり載っていない「スイス」に関する面白い情報を紹介します。 スイスと言えば、日本では自然に恵まれた景勝地のイメージがありますが、実際に訪れてみると 外から見るのとは少し違うお国のようです。 |
スイスはご存知のように永世中立国です。永世中立国とはご存知のように戦争に参加しない国の事を言います。スイスはヨーロッパのほぼ中央に位置しますが、実はEU(ヨーロッパ連合)には加盟していません。 したがって通貨はスイスフランという独自の通貨になります。 EU(ヨーロッパ共同体)に加盟しない大きな理由は、単独で豊かな経済を持った裕福な国だからです。スイスは世界的に見ても国民所得がとても高い国ですが、これは銀行・薬品などの産業がしっかりしていることと、観光・時計などの産業が地域に根付いているからです。 あとスイスは永世中立国なので、戦争に巻き込まれる心配がありません。現に第2次世界大戦中も他国の侵略に巻き込まれることはありませんでした。その為、国際機関メンバーのリーダー的存在であるアメリカではなく、世界の国際機関がスイスに集中していることも永世中立国だからと聞けば納得いくでしょう。 しかし、スイスは永世中立国ではあるものの、何故か軍隊を持つ国で男性には徴兵義務があります。したがって 働いている若い男性は、年に一定期間 (2週間程度)兵役訓練のために職場を休みます。軍隊を持たない日本には徴兵制がないのにスイスにはあるって本当に不思議ですよね。 |
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また新しく建物を建てる場合は地下室を必ず作る必要があり、これは万が一の場合の核シェルターとして機能するものです。 スイスは国民の権利を守ることに熱心な国で、外から見るとどうしても閉鎖的に見える部分があります。 例えば外国人労働者の長期滞在は認められていません。最大でも滞在できる期間は1年半なのです。 |
国土の広さは日本の四国くらい ですが、スイスの公用語は4ヶ国語あります。 ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語です。 したがってお札にも4カ国語で標記してありますし、なんと食品などの成分表示なども4カ国語で表記されているのです。 4カ国語を公用語としているように、文化 が融合した国際的な都市があるのも特徴で、ドイツとフランスの国境に接するバーゼルなどはその代表です。小さいながらこのような国際的に有名な都市が いくつかあります。 |
首都はベルンで、ベルンはドイツ語圏ですが首都機能だけがある小さな都市です。 ドイツ語圏の中心都市はチューリッヒでスイスで最大の都市です。有名な国際都市ジュネーブはフランス語圏、同じレマン湖畔にあるローザンヌもフランス語圏です。イタリアに接する地域はイタリア圏でその中心都市がルガーノです。ロマンシュ語はほんの一部の地域で話されています。 |