普段使っているけれど、間違っている日本語ってありますよね。
例えば、「爆笑」。爆笑という日本語は「大勢の人たちが一斉に笑うこと」だという事をご存知でしょうか。自分一人が大笑いしている時に使っている方は結構多いんじゃないでしょうか。 今日はそんな間違って使いがちな日本語についてお話しします。 |
間違った日本語で有名な所だと、「汚名返上」と「名誉挽回」でしょう。 似たような四字熟語なので、混同して「汚名挽回」「名誉返上」など逆な意味で言ってしまうことも多い言葉です。正しくは汚名返上と名誉挽回。汚名返上とは「悪い評判をしりぞける」と言う意味で、名誉挽回は「失われた名誉を取り戻すこと」という意味です。 知っていても、ついつい言ってしまったりする困った言葉ですよね。 |
また、意味が間違って知られてしまった日本語でいうと「確信犯」という言葉があげられますね。皆さんはご存知でしょうか。「確信犯的にやった」というように、分かっていながら行った。という意味で使われことが多い言葉ですが、その意味が実は間違いです。
正しくは「宗教的、または政治的義務の確信を動機として行われる犯罪」という意味。今まで使っていた意味と全く違う、なんて人、多いんじゃないでしょうか。 |
先程の「確信犯」は意味の取り間違いでしたが、日本語の中には正しい言葉が段々と間違った言葉に変化したものも多いんです。 例えば、「風のうわさ」なんて言葉もよく使いますよね。「風のうわさで聞いたんだけど」なんて言いまわしは、日常生活でもよく耳にします。けれど、これも間違い。 正しくは「風の便り」なんです。 こちらもよく聞く言葉ではありますが、この言葉が変化して「風のうわさ」という言葉になったそう。言葉というは普段使っているものだからこそ、生き物のように変化していくんですね。 間違った日本語について紹介してきましたが、日本語というのは使う時代によって変わるものです。現代の日本語と大正時代に遣われていた日本語は違うように、言葉はその時代時代に応じて変わっていきます。 だから、ここで紹介した間違った日本語も、段々「時代に適応した日本語」ということで、受け入れられる日がくるかもしれませんね。 |